ラブホテルは日本カルチャーです。
ラブホテルは日本のカルチャー
ラブホテルにどんなイメージをお持ちですか?
ラブホテルはカップルで使うホテルでしょ。なんて思っていませんか?
そんなイメージをお持ちの方!
最近はカップルじゃなくてもただ泊まるだけで楽しい高級ホテルみたいなラブホテルが全国にたくさんあるんですよ。綺麗でサービス、コストパフォーマンスともに優秀な国内のラブホテル、その魅力について、ちょっぴり便利なラブホテルの使い方を皆様にお伝えできればと思います。
はじめに
ラブホテルには3つの利用形態があります。
・1時間~数時間の短時間利用=休憩
・1泊する利用=宿泊
・フレックスタイム利用(滞在時間の長さで料金が決まる)=時間利用
一般的なビジネスホテル、シティホテル、リゾートホテル、旅館は宿泊以外の利用形態はありません。このラブホテルならではのメリットを活用すれば旅行やビジネスの強い味方となります。
とはいえまだまだ「ラブホテル」と聞くといいイメージがない方も多いと思います。
日本のラブホテル事情
ラブホテルという言葉は日本独自の和製英語だということをご存じでしたか?
外国人からみるとラブホテルは日本の独特のカルチャーなのです。
アジアの一部を除き海外でラブホテルはほとんど存在しません。
江戸時代初期、貸間や出会い茶屋と呼ばれる時間貸し利用できる施設がありました。
これがラブホテルの起源ともいわれています。
現在のラブホテルの原型ができたのは昭和時代初頭。短時間の利用(休憩)の料金形態を設けた「円宿」という宿屋から始まりました。
戦後多くの宿屋は焼失しましたが、復興とともに建設バブルが到来し地方から都市部へ働きにでる人々が大量に流入してきました。宿泊施設の需要が急速に増加し労働者のための簡易旅館が多く建設された。
この簡易旅館がカップルの利用を見込み、短時間の利用(休憩)の料金形態を設けいつしか「連れ込み宿」と呼ばれるようになった。料金の安さからカップルの利用はもちろん、3世代家族で暮らす風習、日本の住宅事情も相乗し銭湯に行く感覚で利用する夫婦も多くいました。
1970年代初頭、いわゆる団塊の世代が成人を迎えた頃、連れ込み宿業界の競争も激化する。他店との差別化を図るため独自のサービスを開始したり、非日常的な空間を演出する内装や設備、遠くからでも目を惹くような派手な外観やネオン。お城のような豪華なホテルが建設されるようになりました。ラブホテル(ブティックホテル)という名前が一般的になったのはこのころからです。
外国人旅行客に大人気
最近は、旅行で日本を訪れる外国人旅行客にラブホテルが大人気となっています。
料金の安さやエンターテイメント性あふれる空間演出。日本ではカップルで利用するイメージが強いラブホテルですが、ラブホテル文化がない海外の人達から見ると楽しく泊まれるホテルというイメージが強く、観光スポットの1つとして注目を集めているようです。
インバウンドのラブホテルブームの影響もあり、近年日本のラブホテルはさらなる進化を遂げている。「ファミリーでの宿泊可能」「お一人様大歓迎」「女子会プラン」など新たなサービスが続々と登場している。
もはやラブホテルはひと昔前のようにカップルが一目を忍び愛瀬を交わす怪しげな場所ではなくなりつつあるようです。